歴史
紀元前2,000年頃アーリア人が侵入し、先住民族の築いたインダズ文明を破壊してインド文明の基礎を築いたのが始まり。その後数々の王朝が興亡を繰り返すが、中でも紀元前4世紀アショカ王で最盛期をむかえたマウリヤ朝、すぐれた戯曲や叙事詩を生みだしたグプタ朝、タージ・マハルが建築されたムガル帝国はよく知られている。17世紀に入るとヨーロッパ列強諸国が進出し、他国との戦争に勝利したイギリスは東インド会社を設立してインドを支配下においた。その後非暴力を掲げるガンジーの指導で独立運動を開始、1947年に独立を達成した。現在インドには14の言語が存在する。1965年に集を言語別に再編成したインドでは、各州ごとに異なった言語と民族があり、人々は多種多様な生活を営んでいる。アーリア人の時代にヒンズー教のもととなるバラモン教が、マウリヤ朝の前身マガダ国では仏教とジャイナ教がおこり、8世紀アラブ軍侵入によりイスラム教が広まるなど宗教もさまざまである。この「さまざまなもの」とそれを「統一」するものの2面性が、インドの特徴であるといえる。
食べ物・飲み物
北インドと南インド、東インドと西インドでは、それぞれ料理法も味付けも違い、各地で独特の料理が味わえる。肉食と菜食に大別され、煮物と炒め物があり、何種類もの香辛料をブレンドしたカリー料理が主流となっている。カレーにはいろいろな種類があり、プレーン・カレーは羊の脳味噌を煮込んだもの。ミルク料理も欠かせないひとつ。果物も豊富で安い。左手を使わず右手だけを使って食べるのが礼儀。宗教や地域によって牛肉や羊肉を食べないところもある。また、ボンベイでしか食べられないものにパルシー料理があり、ダンサク(肉と野菜のカレー煮)、パトラニ・マチュリ(魚肉の詰め物)などを試してみるとよい。北インドはチャーイの文化圏、南インドはコーヒーの文化圏。ココナッツの汁は果実屋やタバコ屋で売っており、飲み水が心配な時に安心して飲める。観光地などで売りにくる瓶ジュースは、衛生上危ない。地酒にアラック(ココナッツの蒸留酒)がある43飲酒制限>ジャラート州は禁酒州、デリー、ウェスト・ベンガル、メーガラヤなどは禁酒日を設けている。その他、小都市や聖地などでは禁酒町となっているところもある。飲酒許可証を持っていれば、これらの場所、禁酒日でも一定量の範囲で飲める。